結婚式に欠かせないウェディングアイテム♡
花嫁が身につけるものには、それぞれ意味や由来があることを知っていますか?
意味を知ると、よりセレモニーへの思い入れも強くなるはず♡
有名な「サムシングフォー」をはじめとする、花嫁必須のアイテムについてご紹介します♡

**サムシングフォー**

「サムシングフォー」は日本でも有名なイギリスの童謡集「マザー・グース(mother goose)」におさめられている次の詩に由来します♡

 

①何か古いもの (something old)

「受け継がれてきた家族の絆」「古いもののある伝統」 「花嫁の祖先と家族を象徴するもの」

祖母や母から譲り受けて身につけられるものを探してみましょう♪

ネックレス、ピアス、イヤリング、コサージュ、ブローチなどのアクセサリーが取り入れやすくて素敵!

 

②何か新しいもの (something new)

「新しい生活の象徴」「新しいものを購入できる経済力」

花嫁のこれからの生活の希望を表します。 新調するものであれば何でもよいとされています。

当日に新しくおろして使うものとして準備するので、ベールや手袋、ストッキング、ハンカチやお化粧品などが人気アイテムです。

 

③何か借りたもの (something borrow)

「交友の絆」「信用のある人柄」

幸せな結婚生活を送っている友人や家族が普段使っている普通のもので、その幸せが花嫁にも訪れるように、との願うものです。

既婚者の友人から結婚式に使った小物を借りてみてはいかがでしょうか?

とくにハンカチは誰でももっているアイテムなので取り入れやすいかもしれませんね。
④何か青いもの (something bule)

「純潔・純愛」

古代ローマでは、青は愛・謙遜・貞節を象徴し、キリスト教においては聖母マリアのシンボルカラーとなっています。 目立たないようにどこかに「青いもの」を使うとよいといわれています。

アクセサリーやネイルアート、ブーケ等にさりげなく取り入れたり、下着(ガーターベルトやガードルなど)に青いリボンをつけたりすることが多いようです♪

 

「この4つを身に着けた花嫁は必ず幸せになれる」と言われています♡

 

 

またこの他に・・・

⑤6ペンス銀貨

「富と財政上の安定」の象徴

詩の最後の一行、and a sixpence in her shoe 「そして、彼女の靴の中に6ペンス」が由来で、 経済的な安定を願って花嫁の左の靴に入れます。

6ペンスの風習はビクトリア時代(1837~1901)のイギリスで始まったと言われています。 新郎の胸ポケットに入れたり、花婿の靴に入れることもあるようです。

 

サムシングフォーの由来には、それぞれの花嫁と家族、友人などの想いが込められ、言い伝えられているんですね♡

ぜひまわりの大切なひと達を想いながら、アイテムを選んでみてくださいね!

 

(画像出典:pinterest)

 

**ヴェール**

ヴェールはもともと古代ギリシャ・ローマ時代からあったもので、”魔除け”のアイテム♥︎

 

現在のフェイスヴェールの儀式は、キリスト教のプロテスタントの慣習が広まって一般化したものと言われています♡

結婚式の際に、花嫁がフェイスベールをするのには、やはり魔除けの意味があり、同時に、ヴェールはふたりを隔てる壁でもあります。

花婿がフェイスベールをあげてキスをするのは 、ふたりの間の壁を取り払う儀式なのです♥︎

 

*ヴェールには長さによって3タイプあります*

 

《ロングヴェール》

教会で行なう挙式や正式なキリスト教挙式を行なう場合は、ドレスのすそやトレーンより長いヴェールを。

 

《ミドルヴェール》

お尻が隠れる長さで、個性的なドレスとの相性は抜群♪ただし、背中にポイントのあるドレスの場合は、ヴェールが重なってドレスを邪魔する可能性があるので注意!

 

《ショートヴェール》

二の腕が隠れる長さで、すっきりと見せることができるヴェール*顔まわりに注目が集まるため、髪はアップ、アクセサリーは控えめにすると◎

 

ヴェールはデザインや長さによって、とても表情が変わるので、ドレスとのバランスや挙式スタイルに合わせることか大切です♥︎

 

(画像出典:pinterest)

**リングピロー**

結婚式で指輪交換までの間、指輪を置いて遅れリングピロー♡
ステキな言い伝えがあるのを知っていますか?
結婚式に使ったリングピローを赤ちゃんが産まれた時に初めての枕として3日間使うと、その赤ちゃんは幸せに育つ、という言い伝えがあります♥︎
リングピローは結婚式で沢山の祝福を浴びることで幸福と温かな力を宿し、その力を伝えることで、生まれてきた赤ちゃんを幸せにしてくれるのかもしれませんね♡
またリングピローにまつわる話はもう一つあります。
昔のヨーロッパでは、互いを縄などで結ぶことが「約束」を意味していたそうです*
おそらく、永久の愛を誓う(約束する)結婚も同じように表現していたのでしょうか!♡
リングピローには指輪を結ぶためのリボンが付けられ、「2人が愛を誓い、愛を約束する」という意味が込められるようになったと言われています♡

 

(画像出典:pinterest)

**ティアラ**

花嫁のアクセサリーのひとつ「ティアラ」にも実はこんなはじまりがありました・・♡
はるか昔、星空は神々がいらっしゃる聖なる所だと信じられていて、人々は何か重大なことを決断する際には星空の下に集まり、誓いを立てていたといわれています。
また、星空の下は愛を誓う場所でもあったそうです♡

やがて、星空の下での誓いは室内での儀式で行われるようになり、誓いを行う部屋には星空を表す「シャンデリア」がつくられました。
人々はそのシャンデリアの下で約束を行い、それが神聖化していきました。

やがて人々はシャンデリアの他に星空に祈りを込めた一つの冠「ティアラ」をつくりました。

ティアラを頭上に頂く戴冠式は星空の神々から祝福と繁栄を授かる神聖な儀式となり・・・

それから結婚式では「誓い」「清め」「祝福」の意味をもつティアラを身につけて「永遠の約束を結ぶ」という意味合いをもつようになったそうです♡
ティアラにきらきらと宝石がちりばめられていますのは星空をイメージしているから☆

ティアラは「美しい永遠の約束」をも意味しているのです♡

 

(画像出典:pinterest)

**ウェディンググローブ**

花嫁がウェディングドレスと一緒に身につけるグローブには
「露出を控える」というフォーマルな意味合いと「無垢を表す」という意味合いがあります♡
結婚前の花嫁は無垢でけがれのない存在だと考えられており、グローブはそんな無垢な花嫁を守り、清めるためのもの。
指輪交換の儀式の際にグローブを外す理由は、「今からあなたのものになります」という花嫁から花婿に向けての誓いの仕草でもあるのです♡
また、花婿が手に持つグローブの意味は「花嫁を守る剣の代わりに持つ」と言われています。

 

 

グローブの種類

≪ロングタイプ≫
大体肘丈~肘上丈の長さで、格式のある挙式にはグローブは欠かせません。肌の露出を抑えて厳粛な雰囲気を出すことができ、また腕を細く見せてくれる効果もあるのが特徴です。
スタンダードなものはサテン素材のもので、サラッとした手触りなので使い心地も抜群!シンプルなものでありながらも上品さもあり多くの花嫁に選ばれています♡
ワンポイントでリボンやパール等をつけるともっとステキなオリジナルグローブに♡

 

≪ミディアムタイプ≫
肘下ぐらいの長さで、カジュアルウェディングやレストランでのウェディングに最適♡

 

≪ショートタイプ≫
大体手首ぐらいまでの長さで、こちらもガーデンウェディング等のカジュアルな挙式の時におすすめ!
デザインも比較的豊富なので、オシャレにウェディングドレスを着たい花嫁に♡
グローブが変わるだけで見た目も大きく変わることもあるので、ヴェールと同じくドレスとのバランスをみてじっくり選びましょう♪

 

また・・・

挙式のスタイルによっても、チャペルなのか?海外なのか?思い切ってヨーロッパにある大聖堂なのか?これによってグローブの形態は異なっていきます☆

 

まずホテルや式場のチャペルで挙式をする場合ですが、先程にも少しご紹介したサテン素材のロングタイプのグローブがオススメです。

親戚の方を含め様々な年代の方が参列しますが、どの年代からも好印象なものとなります。

また最近では指輪交換の時にわざわざ外さなくても良いタイプのグローブもあります。

 

 

リゾートウェディングの場合は
透け感があって軽やかなオーガンジーグローブがおすすめ♪

チャペルでの挙式の場合はロングタイプのグローブを選び、露出を少なくするのは共通して意識して!

 

 

このように挙式のスタイルによって付けるグローブもそれぞれ異なっていきます!

自分の挙式はどのようなものなのかを把握し、礼儀やしきたりを守られているか等をしっかり確認して、誰からも好印象なステキな花嫁になるようなスタイルを心がけましょう♡

 

(画像出典:pinterest)

**ウェディングベア**

ウェディングパーティで見かけるウエディングベアって・・?

 

ウエディングベアとは、結婚式会場のレセプションに新郎新婦の代わりにおかれている熊のぬいぐるみ♡
タキシードとウエディングドレスを着た2体でワンセットになっていて、可愛らしいなあ~と思ったことはありませんか?
神前式などの場合には、袴姿と白無垢の和装をしているものもあり、基本的には「新郎新婦の代役」という位置づけなので、披露宴でのお色直しなどで新郎新婦が退席する際に代わりに高砂のテーブルや、椅子に置かれたりします☆

近年では結婚式のお祝いとして親族友人からプレゼントされたり、手作りするカップルも♪
大きさも様々あり、ミニチュアサイズから、イスに座らせられるビッグサイズものまであります♡

 

ウエディングベアーの由来は諸説あり・・・

 

まずその成り立ちはテディベアーの発祥からさかのぼります。
1900年代、アメリカのルーズベルト大統領一行が熊狩りに出かけた際、運悪く全く獲物が捕まらず・・・。
そこで側近の方が気をきかせて小熊を捕まえて木に縛りつけ、大統領に撃たせようとしたところルーズベルト大統領は、それはフェアではない、かわいそうじゃないか、ということで逃がすように命じたそうです。
これが同行した新聞記者によりメディアで報道され、大反響を呼び、大統領の愛称「テディ」を取って「テディーベア」となりました。

また、「bear」熊を意味するこの英単語には、生む(子宝に恵まれるように)という意味があります♡
熊は母性愛が強い事から、「熊のように良い母親になってね」という意味で、はじめは小さな子供向けのプレゼントであったのを、母親になる女性へと意向し、また同じくbearには、耐える(これから苦難があっても二人で耐えて乗り越えて)という意味があり、この意味にかけて結婚するカップルへプレゼントされる縁起の良い物だと言われ、結婚のお祝いに贈られるようになったそうです♡

 

最近では、両親への花束贈呈する時、花束だけでなく感謝の気持ちをこめて、自分が生まれたときと同じ体重のウエディングベアー(体重ベア、ウエイトベア)を、プレゼントしたりする演出が人気!

 

ブーケトスのかわりに、夫婦それぞれのブライダルベアーを投げることも♪

テディベアは思い出としても記念にずっと残しておけますよね♡

 

(画像出典:pinterest)