結婚式の招待状が届くと、ワクワクする気持ちと裏腹に不安になるのが結婚式のマナーですよね。
大人としてスマートにお祝いしたいもの。
招待状の返信マナーや、ご祝儀の用意の仕方、ゲストとしてふさわしい服装・髪型、
スピーチを頼まれたときの対応方法など、ばっちり押さえていますか?!
また、結婚式のマナーは、自分が恥をかかないように・・ということももちろん大切ですが、
周囲の人へ対する思いやりや心遣いを表現できることも必要です。
知っておきたい結婚式のお呼ばれマナーをご紹介しますので
結婚式を彩る素敵なゲストであるために基本のポイントを押さえて
晴れやかな気持ちで新郎新婦様をお祝いできるようにしましょう!♡

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(画像出典:Pinterest)

☆招待状の返信に関するマナー☆

結婚式への出席の旨は口頭ではなく、結婚式の招待状についている返信はがきは必ず返信しましょう。
最近は招待状のスタイルもオリジナルで個性溢れるものが増え、形式にとらわれない傾向が強まっています。
一方で、招待状の「返信用はがき」は、現在でも従来のマナーにのっとった縦書きのものが主流のようです。
また、結婚式招待状の返信はがきは新郎新婦様が宛名になっている以外に、
新郎新婦様の親御様が宛名になっている場合もあります。
友達感覚で気軽に書いてしまい、先方の親御様にびっくりされないようにマナーを知っておきましょう。

 

 

【返信ハガキはいつまでに?】
招待状が届いたら、記載されている期限までに返信はがきを送付するのが最低限のマナーですが
届いた日から2~3日以内に返信するのが理想的♡

なぜかというと…新郎新婦様はこの返信はがきを受け取ることで、ゲストの人数を把握するからです。
披露宴の料理や引き出物の数の調整、人数の確定が早ければ早いほど準備を効率的に進めることができます。
【結婚式当日の予定が分からない場合には】
お仕事の予定が決まらなかったり、女性の場合は妊娠出産と重なっていたりと

結婚式に出席できるか分からないもあるでしょう。

しかし、たとえ予定がハッキリしない場合でも招待状が届いてから数日~1週間以内に、
メールではなくお電話で直接「○○な事情があるため、返信が遅くなります。」と説明することが大切です。
そして、返信期限までには返信ハガキを出すようにします。
返信ハガキの返信期限は新郎新婦様にとって「これより遅くなると準備に差し障りがでる期限」なので
すぐに返信が難しい場合は必ず一度先方に連絡を入れることがマナーになるのです。
【記入時の筆記用具について】
返信はがきの記入は、正式には毛筆、また黒インクの万年筆を用いるのがベストですが
黒ペンやボールペンなどの慣れている筆記具でも問題ありません。
ただし、色は「黒」だけです!
「かわいいから」とカラフルなカラーペンなどで記入するのはマナー違反なので気をつけましょう。
※返信はがきを装飾して返信する際の注意点について…
返信はがきに、お祝いの言葉だけではなく絵やイラストで装飾し返信したい!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その際には1点注意することがあります。
素敵に装飾された返信はがきは、新郎新婦様にとっても思い出深い記念の返信ハガキになり、
宛先が親御様でも、家族ぐるみで仲の良い関係なら親御様にも喜ばれるかもしれません。
ただし、世の中には厳しい方もいらっしゃいますので、お互いの関係性をみて上手に判断しましょう!
【欠席する場合のお祝いは】

※直前に欠席がわかった場合・・・
「出席」と返事をしていたのに欠席をする場合は、結婚式当日に持参する予定だったご祝儀全額を

お祝い金としてお渡しします。
出席しないのだから、全額の必要はないのでは?と思うかもしれませんが、
先方は「出席」のお返事を確認した段階から、料理や引き出物を発注しています。
欠席になってしまうのは仕方のないことですが、先方の準備へお詫びと感謝を込めて

ご祝儀全額をお渡ししましょう。

 

※1~2週間前に欠席がわかった場合・・・
この場合は3分の1~2分の1程度のお祝い金あるいは、お祝いの品物を贈りましょう。
この時期であれば、料理や引き出物のキャンセルがまだ効く可能性が高く、先方の準備の負担が少ないためです。
ただし、欠席とわかってからできるかぎり早くに先方にお祝いが届くように手配しましょう。

☆お呼ばれ服装のマナー☆

お呼ばれ服には、結婚式ならではのマナーがあります。
有名なものでは「花嫁と同じ白の服はNG」というマナーがありますが、そのほかにも守るべきマナーまとめました。

 

≪服装の基本マナー≫

結婚式のようなフォーマルな席では、昼間と夜の区別が大切なポイントです☆
(”昼間”とは、正午から午後5時ごろまでをさします)

◆女性編◆

お昼間の結婚式では、襟のあまり開いていないシックな服装(アフタヌーンドレス)が基本系です♡
柄ものよりも無地の方が格が高くなります*

色は明るくてきれいなものが良いのでパステルカラーも素敵!
しかし、光沢が強かったり、透けすぎるような素材のものは避けた方が無難です。

※肌の露出の高い服装
→ミニ丈で肩の露出が多いドレス
※個性的すぎる奇抜な服装
→全身スパンコールのキラキラドレス
※カジュアルすぎる服装
→コットンのワンピース、ブラウスとスカート

これらはお昼間の結婚式にはふさわしくありませんので心得ておきましょう。
また、ドレスのデザイン上、肩が見えるならば羽織り物は必需品です。
パーティならば許容されるキラキラなゴージャスドレスはゲストの服装としては目立ちすぎてしまうので控えて!

※夜の結婚式では、昼間に比べて華やかな雰囲気の優雅な服装(イブニングドレス)などで演出しましょう。
素材はサテンなど光沢のあるものや肌の露出がやや控えめなセミイブニングドレス・カクテルドレスというのもあります。

大前提として花嫁より目立ってしまう服装は控えるのがマナーです!!
◆男性編◆

女性と同様に、男性ゲストも新郎新婦より控えめな服装が求められます。
とはいえ、ビジネススーツでは場違いになってしまうのでやはり相応の服装で出席することが必要です。

※新郎より目立つ派手なスーツやシャツ
※革ジャンやジーンズなどの個性的なスタイル
※スニーカーなどのカジュアルスタイル

これらは基本的にNGです。
女性同様、男性の服装も昼と夜では違いがあり、一般的には準礼装(=略礼服)で出席する男性ゲストが多いようです。
招待客の服装としては、昼の結婚式の場合はディレクターズスーツ、

夜の結婚式の場合はタキシードが準礼装となり基本となります。
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≪靴やバッグ・小物の基本マナー≫

◆女性編◆

※オープントウ(足先が出る靴)はNG
「妻が先に出る(つまさきが出る)」ということでNGといわれていますが、

本来は露出がある靴がフォーマルではないことが理由です。
同じ理由で、かかとのないミュールやサンダルもNGです。
また、露出ということでは、素足でいることもNGです。

かならず肌色のストッキングを履きましょう!

 

※ブーツスタイルはNG
日常のおしゃれアイテムとしてブーツは必需品ですよね。
しかし、フォーマルな場の基本は、「ヒールのあるパンプス」です。
挙式・披露宴のフォーマルな場では、ブーツはNGです。

 

※爬革のバッグはNG
皮革製品は「殺生をイメージさせる」ということでNGといわれることが多く

これはむしろ不祝儀のマナーのようです。
どんなに高級で高価なブランドバッグであっても、素材としてふさわしくなければNGバッグとなるのです。

 

※ファーはNG(フェイク含む)
虫類革と同じく、「殺生をイメージさせる」ということでNGといわれてきましたが、
むしろ食事の場で毛皮が飛び散ることが不衛生であるということが理由のようです。
ところが最近はゴージャス感を出すために新婦のドレスの素材の一部としてファーが取り入れられてきており、
タブーな度合いは下がっているようです。
しかしながら、年長者の間では、フォーマルな場にファーはふさわしくないという意識が根強くあります。
年長者が多く出席する可能性の高い結婚式披露宴では、やはり避けたほうが無難です。
◆男性編◆
ネクタイの色といえば「白」または「シルバーグレー」。タキシードならば「黒の蝶タイ」が基本です。
たしかに、男性の服装は女性のドレスの色ほどバリエーションがないために、つまらないように感じるかもしれません。
けれども、カラーのネクタイは、2次会やカジュアルなパーティ向けです。
特に年長者が多い結婚披露宴では、従来のマナーにのっとった服装を心がけましょう。